Windows10になってネットワークにNASが表示されない場合の対処

そろそろWindows10でも業務に問題が無いということで、Windows10を使用している方が多くなってきました。

ただし、いろいろ困った問題が発生しているパターンがいくつかあります。

特に、Windows10以前のOSだったパソコンを、自動アップデートで最新にしたパソコンで起こることが多いです。

そして、問題になるのはパソコンそのものだけじゃないんですよね。

それは、Windows10の時代になる前から使っていた、いろいろな周辺機器との関係のトラブル。

その中でも、盲点だなと思った現象がうちの環境で発生していました。

 

その現象とは・・・

エクスプローラーのネットワークコンピューターにNAS(ネットワークHDD)が表示されないという現象。

多分、うちと同じような環境でしか起こらないかもしれませんが、役に立つかもしれませんので記事を投稿しておきます。

目次

ネットワークコンピューターで見えなくなった環境

「ネットワークコンピューターで見えなくなる」ってなんだ?

と思われた方は特に、この記事は必要ないかもしれませんが・・・

エクスプローラーの表示では、左側の下の方にディスプレイの表示でリストされる部分ですね。

ネットワークコンピューター表示

複数台のPCがネットワークでつながっていたり、NASがあるとリストが表示されます。

NASはネットワークHDDと言われるもので、すごく簡単に言うと、ネットワーク上に外付けHDDを設置するような感じですね。

もしご存知なければ、とっても便利なのでぜひ導入を考えてみてください!

実際の環境と現象

うちでネットワークコンピューターにいなくなったのは、Buffaloさんの、LS420D0402という製品。

数年前からずっと稼働しっぱなし、簡易的な無停電電源装置を接続しているくらいに大事に使っています。

 

基本的にはバックアップ先として使っていますので、エクスプローラーでアクセスすることは稀なんですが・・・

やはりデータを書き込んでいるからには、アクセスしないといけないことがあるわけで(汗

 

そして、このNASを見に行きたいパソコンが、Windows7をWindows10にアップグレードしたデスクトップです。

BTOですが特に問題はないはず。

 

それで問題なのは、なぜか「ネットワークドライブの割り当て」機能を使って簡単にアクセスできるようにしてあるNAS内のフォルダーには自由にアクセスできるということ。

試しにネットワーク上のパソコンを指定する表記の「\\<server>\<folder>」をエクスプローラーに直打ちしてもアクセスできてしまう。

 

インターネットで調べると、この時点で全くアクセスできないパターンもあるそうなんですが・・・

うちの場合はアクセスできるので、面倒くさいけども、そこまで時間を使って調べなくてもいいかな・・・

という雰囲気でずっと放置していました(笑)

ですが、やっぱり不便なのは不便なので本腰入れて調べていくことに・・・

ネットワークコンピューターにNASが表示されなかった原因

いろいろ調べていくと、Windowsのファイル共有のプロトコルである、SMBが原因のことが多いとのこと。

そしてSMBにもバージョンがあって、SMB1、SMB2、SMB3などがあって、基本的には上のバージョンに下のバージョンの機能が含まれていることになっているそうです。

うちが使っているNASの設定画面でも、「SMB2を有効にする」という項目があるので、当然それはONにしてあります。

特に問題は無いはずなので悩みましたが・・・

パソコンが随分古い状態から使い続けているので、そちらの問題では?と思い至りました。

 

そこでパソコンの設定を見てみます。

Windows10になってからコントロールパネルが行方不明!という質問をよく受けますが・・・

私も知りません!(笑)

なのでCortanaの部分の「ここに入力して検索」の部分に「コントロールパネル」と打ち込んで起動するのがいいでしょう。

コントロールパネループログラムー「Windowsの機能の有効化または無効化」 を起動します。

 

またはWindows10のメニュー的に言うと・・・

「Windowsの設定(歯車アイコン)」から「アプリ」の設定を起動して、画面右側の関連項目に「プログラムと機能」がありますので、それをクリック。

開いた画面の左側に「Windowsの機能の有効化または無効化」があります。

 

もちろんCortana部分に「Windowsの機能の有効化または無効化」を打ち込んでも直接起動できますが・・・

この文字列は私もいちいち覚えていません(笑)

 

どの方法でもいいので、「Windowsの機能の有効化または無効化」を起動するとSMBに関係する部分が確認できます。

SMB1.0の設定項目

下の方を見ると、「SMB1.0/CIFS ファイルの共有のサポート」という項目があります。

この項目の中にはさらに3つの項目があるのですが、これら全部がONになっている状態では、チェックマークがつくようになっています。

うちの場合は、この設定をすべてONにすることで、エクスプローラーのネットワークコンピューター部分に無事NASが表示されるようになりました。

 

ちなみにうちの場合、数行上の Microsoft メッセージ キュー (MSMQ)サーバー の項目のように、左のチェックマークが■になっていました。

この状態だと、その項目のすべての機能を完全にONにしてないことになっているようです(汗

 

なぜかSMB1.0を使うという設定にしないと一部機能が動作しないという変な話でした。

Windows10はSMB3以上サポートなので、バージョンだけ考えれば大丈夫なはずなんですが・・・

NASのファームウェアは最新になっているので、ひょっとしたらデスクトップの古いハードウエアの問題なのかもしれませんね。

今回のまとめ

Windows10に変わってから、いつの間にかNASがエクスプローラーのネットワークコンピューターから消えてる!

そんなことが起こったら、「Windowsの機能の有効化または無効化」を起動して、SMB1.0のサポートをONにしてみることをお勧めします。

多分、Windows7とか古い時代に購入したハードウエアで起こるだけなんだと思いますが・・・

少なくとも、うちの場合は問題なく動作しています。

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